木内貴志作品集TOP > kiuchism 1996-2006『会議室だ!』 > 股の下の神様



2006年 木材 617mm×270mm


木内貴志による作品解説
「セルフポートレート(2006スタイル)」を制作中、くり抜いた部分の形が、何か神様の様に見えたので、作ってみました。そもそも特定の宗教を信用していないので、僕にも何か信じられる神様を、と自分で自分に神様を与えてみました。詳しくは「股の下の神様の由来」を参照して下さい。
(2006年グループ展「キウチズム1996-2006『会議室だ!』」解説文より)

「股の下の神様」の由来

 時は二千六年頃、現代美術行者である木内貴志が、自身の自画像を制作中に、その股の下の部分に神様が現れるのを見た。その姿をとらえるべく掘り起されたのがこの像である。性別、宗教等は一切不明で、そのお姿は、頭に帽子の様なものをお被りになり、首飾りがあしらわれ、上半身は着物の様であるが、下半身はまるで滝が流れるかの様な文様が施されている。
 またそのお顔は、怒っておられる様にも、めっちゃ「素」にも見える。そして中央で組まれている手の形は、木内が特に下半身に気をとられ修行をおろそかにしたりすれば、いつでもカンチョーできるようにと組まれている。

(「股の下の神様」の由来 2006 より)

出品展覧会

kiuchism 1996-2006『会議室だ!』
「kiuchism 1996-2006『会議室だ!』」 2006年10月30日(月)〜11月11日(土) 大阪府立現代美術センター(大阪府)